動機 |
TVやビデオを見ながら、寝転がってCのコードとかMMLを書きたいがため、全くの思いつきで購入。機種選定に当たっては操作系とサイズの問題から、カシオのFIVA200シリーズか東芝リブレット、そしてバイオC1しか選択肢が無かったが、収集できる情報や世間に出回ってるタマ数を考えると、このC1しかなかった。TP235は絶滅しているし。しかし腹が立つのは、今現在このようなモデルが現行でほとんど出ていないということだよ。
コスト等も考えると、いざC1X〜に絞るところまでは簡単だったが、中古とはいえオークションで買うのは危険だったので、ソフマップに買いに行った。しかしC1XEとC1XG・C1XFはほとんど価格に差が無いこと、コンディションがいいのがこれしかなかったことからC1XGに決定。CDドライブ付属が決め手だった。投売りの505とか買ってきても使えるし。
C1XGが寿命を迎えたり、別の目的でまた似たようなセットアップをするときのために、この顛末をまとめておくことにする。なにせ毎度のことながら資金難なので、旬のノーパソなんかそうそう買えなくて、保守部品やら周辺機器でかなり手間がかかる。資金難も顛末もいつも通り。
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方針 |
・USB等、各種デバイスの利便性を考え、Win2000に入れ替える。
・さらに、VC++とMS-Office、それに各種ツールが動くようにする。
・モーションアイ、ジョグダイヤルは最悪のケースでは無視する。
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本体 |
本体の基本性能
ModelNo. : PCG-C1XG
OS : Windows98 Second Edition
CPU : PentiumII 400MHz (66MHzx6)
Memory : 64MBytes (Max 128MBytes)
HDD : 11.2GBytes
VGA : 2.5Mbytes *1
Monitor : TFT 1024x480
Camera : Motion Eye 0.4MPixel
PC-Card-slot : 1 slots ready (Type1/2,Cardbus)
Other I/O : USB,IEEE1394,Phone,Mic,VGA
Battery : PCGA-BP51A (11.1V/1800mAh) *2
CDD : x16 speed (PC-Card/PCGA-CD51/A)
*1:VGA接続ケーブル欠品
*2:消耗が激しい
というわけで、買ってきた時点の性能。CDドライブは標準装備のセットだったが、FDドライブはついていない。本体の損耗も結構なものだが、見てくれや機能に関係ないキズは全然気にしないので問題なし。モーションアイが少しガタついてるが、これもやはり使わないので問題ナシ。
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Battery 序文 5/26 |
ノートPCというとまずバッテリーの容量が気になる。これは手に入れた時点でバッテリーがかなり消耗していて、満充電から放置して15分くらいで残量がほぼゼロになってしまう。ACアダプタの繋ぎ換えくらいにしか耐えられないが、家での普段使いにはあまり影響が無い。欲をかくと家の中でもバッテリーで使いたいが、贅沢は敵だ。
ただ、外出するときに使うとなると話は別で、仕事柄から外で使うケースも十分にありえるし、ちょっとそこらへんに遊びに出るといったときにACアダプタ必須では、あまりにも荷が重い。さすがに俺も超大型バッテリーを使わなければならないほど仕事の鬼ではないが、やはり1時間くらいは外で使えるようにしておくべきだ、ということで、めぼしいバッテリーのリスト。
メーカー | 型番 | mAh | 価格/他 |
Sony | PCGA-BP51 | 1,500 | 505用 |
Sony | PCGA-BP52 | 3,000 | 505用 |
Sony | PCGA-BP54 | 4,500 | 505用 |
Sony | PCGA-BP51A | 1,800 | \13,700 |
Sony | PCGA-BP52A | 3,600 | \27,000 |
Sony | PCGA-BP54A | 4,800 | \42,000 |
ROWA | PCGA-BP51A-A | 1,800 | \5,630 |
ROWA | PCGA-BP51A | 1,800 | \7,600 |
ROWA | PCGA-BP52A | 3,600 | \9,000 |
ROWA | PCGA-BP51A-PA | 2,000 | \7,800 |
というわけで、タマ数も少なくて新品が手に入りそうもない、価格も考えると馬鹿馬鹿しくてソニーの純正品なんて買えない。ロワのバッテリーを注文するのがいいと思うが、古いバッテリーを新品セルに詰め替えて再生バッテリーとして売っている人もいるようだ。
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Battery 付属品 6/1 |
とりあえず中古で買ったときから付いているバッテリを満充電して、どれだけ稼動できるか確かめてみた。VAIOのバッテリユーティリティによると、84%にバッテリ劣化しており、本来なら19.98Whであるところが、満充電でも16.84Whしか容量がないようだ。
満充電からACアダプタを抜くと、ものすごい勢いでバッテリメータが減少していき、4分で84%になったところで不意に電源が切れた。これだと25分でバッテリを使い切るほどの消費電力だがそんなことは全然問題にならなくて、むしろ84%で不意に電源が切れたということだ。どうやら電圧が足りなくて給電が打ち切られているようだ。当初の予想通り、電源の繋ぎ変え以外にはバッテリー単体で使わないようにしよう。
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Battery ROWA 6/4 |
ROWAのPCGA-BP51A-PAを購入したので、そのレポート。
本来SONYで出しているバッテリーPCGA-BP51A(以下前半略)は、11.1V/1800mAhで19.98Whというスペックであるが、このBP51A-PAは2000mAhで22.30Whという触れ込み。\7,800だったのでこれを買って使ってみたのだが、予想以上に使い物になる。
というのも、内部基盤もオリジナルのものらしく、バッテリーパネル(ユーティリティ)で表示される設計容量が22.30Whと、デッドコピーなどではなくかなり安心できる。
一度カラになるまで使い切って、電源を切って再充電してPCを起動してまた驚いたのだが、バッテリーパネルの満充電容量欄には23.79Whと書いてある。これでは2143mAhということになり、内部の電池に2150mAhセルを利用しているのであろう。
この状態から省電力をONにてテキストを書いたりサーバのメンテをしたりしたところ、無線LANを使っても1時間半ほど使え、なおバッテリが10%残っていた。どうやら本物らしい。
お勧めである。
なお、純正品より多少色が濃いが、まったく違和感はない。ほんの少し歪みがあったり、足が短かったりするのでこちらはちょっと困る。液晶を130度くらい開くと、後ろに倒れそうになる。
1ヶ月ほど使ってみた感じでは特に問題はないようだ。節約して使えば、純正品のカタログスペックと同じくらい持つので、出先でちょっと使う分にはこれで十分だろう。足が短くて気になる人は、5mmくらいのゴムマットを買ってきてカッターで付属ゴム足と同じ形状に切り、ゴム接着剤で貼り付ければ問題ないだろう。(2005/6/28)
その後何度か、所要で使う用事が増え継続使用したところ、今では満充電容量が25.56Whと表示されている。だとすると内部の電池は2300mAhということになるのだが、これは信用していいのだろうか? とりあえず、現状使う分には損失はなさそうなので、このまま使うことにする。(2005/7/4)
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Battery 大型 6/5 |
チルトスタンド機能も果たす大型バッテリというのオークションで手に入れた。といっても、BP52Aの改造品である。中身は2000mAhのセルだというから、純正品の3600mAhに比べて1割以上も大きい。もっとも、お値段も大したものだが・・・。
まずは純正チルトスタンドを堪能。ネットであちこちのレビューを見る限り、チルト角が大きすぎて逆に使いづらいという声も多いが、俺にはちょうどいい角度で思ったより使い勝手がいい。ただし、チルトを降ろしても一本棒にはならず、収納するとき不便だがしょうがないと割り切るしかない。ちなみにチルトを降ろすと液晶がワイドオープンしないというオマケつき。
肝心のロングライフ性能はというと、純正品並みかそれ以上には持つようだ。まずは一遍カラにして再度充電(余談だが、時間がかかりすぎて参った)した。満充電になると充電インジケータが消える筈なので待っていたが、なかなか消えない。しばらく待っていたら散々待たされて漸く消えたのでさらに15分放置した後電源ON。バッテリーパネルでは設計容量通りの満充電容量39.96Wh、現在容量は39.71Whが表示されていた。
BP51A-PAの例を考えると44.40Whと表示されてもおかしくないのだが、まぁ基盤は改造前の純正品(しかも中古)を流用しているのでしょうがないかと思い、そのままACアダプタを抜いて放置、電池の耐久テストに入った。
ここで非常に驚いたのは、電池残量が39.71Whのまま微動だにしない。おかしいおかしいと思いながら再起動したりしたがまったく表示が変わらないので諦めて放置したところ、ACアダプタを抜いてから25分後に漸く減り始めた。どうやら内部的にはしっかり2000mAhが生かされていたらしい。
結局、電源が切れるまで4時間あまり。改造品だけあって、劣化が心配。
1ヶ月で充電サイクル3回くらい使った現状ではどうかというと、早くもバッテリーの劣化が始まっている。というのも、買って我が家に到着した時点でほぼ満充電の状態であったので、おそらくそれが影響していると思われる。改造品にしてはたいしたものだが、余りお勧めは出来ない。厳密に品質を求めるなら、当然純正品を買って然るべき。
本体を鞄から床まで落としてしまった。本体への装着部分が壊れてしまい、非常にピンチ。修理したらまた報告するネタがひとつ増えます(笑)。(2005/10/25)
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CD-Drive |
OSの入れ替えやアプリのインストールを考えると、CDドライブは外せない。今回はCDドライブ付属のモデルを買ったので、CDブートできる純正ドライブが付いてきて、買い足す必要は無いが、このドライブにちょっと不満。
というのも、このドライブはPCカードとケーブルを本体底面の溝に這わせて収納出来るのだが、そのうえフロントローディングなので無意味に大きく、厚さは約3cm。しかも動作時の振動が半端じゃなく大きいので、持ち歩くのにはかなり差し支えがある。もっとも、CDドライブまで持ち歩く事態というのはちょっと想像できないけど。そういう意味では、家に置きっぱなしにするのが正解。ちなみに、05年5月の時点でオークションの相場が\6,000前後。
それ以外ではKXL-810ANがいいらしい。これはIBMのノートPCでも標準でリカバリ用途に使うことが出来る数少ないドライブであるので、お勧め。同じく相場は\3,000前後。過去にこのモデルと、後継機のKXL-830ANを使ったことがあるが、概ねパナソニックの外付けCDドライブは作りが親切だ。
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FD-Drive |
Win2000をインストールして使用するということはUSBメモリがドライバなしで利用できるということで、純正CDドライブを持っている俺はCDブートも出来るので、FDを使うという事態はまったく想定できないが敢えて書くとすると、純正品はやはり高価だ。USB接続のFDDは2倍速や4倍速など、FDブートも出来たりするものが比較的多く市販されているのでそっちを買ってもいいかもしれない。リカバリ以外に使うことはあまり想定できないということもあり、PCカード接続のFDDはCDドライブとカブるのでお勧めできない。その前に、それが存在するかどうかも知らないけど。
あるいは、1個しかUSBソケットが無いので、FDD+各種メモリリーダという商品を買ってもいいかもしれない。これらは安いもので\5,000くらいからあるが、とりあえず必要ないから買わない。
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TrackPoint |
トラックポイントの交換キャップが付属していなかった。もしかしたら、前の持ち主が使い切ってしまったのかもしれない。保守部品として取り寄せるほかなさそうだ。\1,000か\2,000ってところかな? 昼飯を1回我慢すれば問題ナシ(ぉぃ)。
動作は概ね良好。たまにカーソルがジャンプするが、本家TP235とかTPs30も似たようなものだったので全然気にしない。C1XGとかTP235はWin98だから仕方が無いが、Win2000のTPs30でカーソルが暴れたりスクロールがガクガクだったのは一体なんだったんだ?
結局、Yahoo!オークションで落札。2個1組だったが、余裕を持って2セット落札で\1,960なり。ついでにVGAアダプタも同じ人が出品していたので落札。
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HD-Drive 7/9 |
HDDの交換の是非という点では検討の余地が残る。というのも、12GBの容量があるので節約すれば足りると思うこと、分解の手間が面倒だという2点。チャンドラ2の時は簡単に分解できたし、手に入れてすぐに交換したが、これでハードにダメージを与えてしまったことは否めない。いろんなサイトを眺めて考えたら、予想通りC1の実装密度が高く、チャンドラ2よりは面倒そうだ。
ただ、最近の速いHDDに換装するということは、メモリの少ないPC=スワップ多発のPCにとっては大きなメリットになる。検討の余地ありが、基本的にはちょっとした開発と出先のメール、それに日記とメモくらいにしか使わないので、純正のHDDで動かして特に不満が出なければそのままということになりそうだ。
ただし、音が結構出るので、最新のドライブのほうがいいかもしれないという思いもある。微妙だ。とりあえず交換を見据えて、FujitsuのMHT2040ATを買っておいた。そのうち交換しよう。もし使わなかったとしても他にいくらでも使い道はある。
HDD交換を実施した。使用したHDDは上記のとおり富士通のMHT2040AT。流体潤滑の40GB、キャッシュは2MB、回転数は4200RPM。消費電力と静粛性を条件に考えると、5400RPMはちょっと使いたくない。残念なのはキャッシュ容量だが、これについてはコストとリスクを天秤にかけたらこれを選ぶのが一番安全だったからしょうがない。
キーボードを取り外してみたらC1XGはC1VJとほぼ同じ構造なので、C1VJのHDD交換レポートを参考にHDDを交換。使った工具はドライバーが+2本と-1本、あとピンセットがあれば十分にできた。全工程を一人で完遂。散々いろんなノートPCでHDD交換した経験があるからか、所要時間は30分程度。
2〜3日かけてWindowsインストールから延べ10時間かけてセットアップしたが、HDD交換の結果はというとまったく問題なし。体感で劇的に速くなったかといわれればそうではないが、HDDそのものが速くなったので、スワップ発生時に感じるストレスが多少小さいし、何より音が小さい。元々装着されていたものはIBMの12GBモデルだが、IBMの2.5吋HDDは経年劣化でHDDの動作音がとても大きくなるという問題がある。3.5吋モデルでは定評のあるIBMだったが、2.5吋モデルの劣悪さはTPs30で経験済みだったとはいえ、やはり実際に比べてみると感慨深い。
また、流体潤滑のせいもあるだろうが、バッテリの減りが遅い。HDDをたまにしか使わない状況だと、標準バッテリーでも2時間半、つまりカタログスペックに近いくらいは使えそうだ。
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Network |
有線はLPC-CB-CLX。Win98SEでも問題なく動いてくれるが、動作検証にてWin98の設定等について完全に忘れていたため、予想外に時間を浪費してしまった。
無線はWLI2-CB-G54L。かなり節約しすぎているような気もするが、これでもIEEE802.11b/g対応なので文句はない。ただ、こちらはドライバのインストールが面倒。というか、BUFFALOのインストーラがサル向け過ぎ。
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Memory |
メモリは標準で64MB(オンボード)。空きスロットは1個で、64/128MBが装着可能だが、C1用のメモリは純正も周辺機器各社もほとんどロットアップで、かろうじてグリーンハウスだけがカタログに載っている(が、2万とか値段がつけられている)。グリーンハウスのものを買うか、ネットオークションで手に入れるしかない。
メーカー | 型番 | 容量 MBytes | 価格 |
Sony | PCGA-MM164 | 64 | - |
IO-DATA | SNC1-64M | 64 | \4,800(当時) |
IO-DATA | SNC1-128M | 128 | \12,000(当時) |
Buffalo | VA7-64M | 64 | \4,800(当時) |
Buffalo | VA7-128M | 128 | \12,000(当時) |
GreenHouse | GH-SVAC64M | 64 | 実売1万円前後? |
というわけで、SNC1-64Mを毎度毎度のオークションで落札して装着。動作は問題ナシだが、あまりにもSONYアプリ(バッテリユーティリティ2個とジョグダイヤルユーティリティ、ホットキードライバ)が重すぎて焼け石に水。いつか懐に余裕があるときに128Mを買いたいが、そこまですることもないと尻込み。
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Win2000 準備 |
Windows2000のインストール。
デュアルブートは面倒だし、いつでも初期状態に戻るし、Win98固有の機能というのはとくに要らないのでWin98を残す気はないが、まず心配なのはC1特有のジョグダイヤルとモーションアイ。これらがWin2000で使えるかどうかというのは気になる。買ったときは別になくてもいいやと思っていたが、いざ手元にモノが来ると、ある装置は使わないともったいない気がしてきた。
※ドライバを入れればWin2000でも使用できることがわかった。
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Win2000 1回目 |
まずは、手元にあるものだけでインストールしてみることにする。この結果、何が足りないのかわかるはず。今回は元から中古だし、今このPCそのものは何に背負っているものがないので、失敗したらやり直せばいいだけ。
というわけで、今回準備したものは・・・
・本体(当然バッテリーとACアダプタ含む)
・CDドライブ PCGA-CD51
・Windows2000のインストールCD
これだけ。
手順は簡単で、Win2000のCDをCDドライブに入れてCDブートするだけ。これで出来るのであれば細かいことはしたくないからな。
Windows2000のインストールはパーティション変更のあとフォーマット。フォーマットは20分くらい。
続いてファイルのコピー。長い長い、これも40分くらいかかる。
いつも通り\I386のコピーをしたあと、LPC-CB-CLXを挿したらドライバの要求も無くあっさり認識。実にBUFFALOはいい仕事してますね。
そして、各種ドライバのインストールはVAIOサイトを参考にしながら順次インストール。YAMAHAドライバが最大の難関だが、どれも一発でインストール完了。FDを使えと言っているが、そんなもの手元にないので無視。3時間くらい
その後、IE6とSP4を導入。これが2時間くらいかかる。
アンチウィルスソフト、MS-Office、MS-VS6.0、CD革命と順次インストール。セキュリティパッチやバージョンアップ含めて4時間くらい。ゲームしながらとかビデオ見ながらというのがいいようだ。
さらにここから無線LANとAirH”のセットアップ、FTPやTELNETクライアントのインストール、最低限必要なデータとプログラムのコピーとセットアップで1時間。
合計12時間くらい使った。
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Win2000 1回目 反省 |
SONYアプリを全部入れると、メモリを128M積んでいても起動も定常時も重くて話にならないので、トレードオフでいくつか優先度の低いものを殺さざるを得ない。Win98よりずっと重いので、98でいいという人は無理に2000に入れ替える必要はなさそう。
Pentium2-400MHzと128Mメモリという数値以上に体感速度が遅い原因はHDDと思われる。キャッシュの小さい、しかも読み出しの遅い当時のドライブでは仕方がないかもしれない。手間さえ惜しまなければ、HDDの大型・高速化はメリットがあると思う。最近のHDDは2.5吋でも8MBキャッシュが多いというのも魅力だ。
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Win2000 2回目 05/8/9 |
HDDの交換を実施するついでに、OSを入れ直すことになった。この際だからソフト面で軽量化してみようと重い、ビデオカメラドライバとジョグダイヤルドライバをインストールしないでセットアップしてみることにする。インストールドライバ類はVAIO-Windows2000関連情報(以下、Win2k情報サイトと略)を参考にし、ドライバ類のダウンロードもここから行った。
上記Win2k情報サイトからWin2k用ドライバ類を調達したが、インストールしなかったのはジョグダイアルユーティリティ、モーションアイ カメラコントロールユーティリティの2点。Battery Scopeはスタートアップから外し、必要に応じて起動するものとする。
HDDの交換はHD-Driveの項で述べたので略す。所要時間は30分少々。
ここに、前回同様Win2kのインストールCDからCDブートし、Windows2000をインストールする。HDDが速くなった分だけ時間は短縮されたが、わずか数分。
続いて、ドライバ類のインストール。Win2k情報サイトの手順に従いドライバ類を次々インストールするが、上記2点のジョグダイヤル・モーションアイ関連を飛ばして作業する。順番は変わらず。所要時間は10分ほど短縮されたが、大して変わりはなかった。
Win2k起動後、Battery Scopeをスタートアップから外す(Win2kであれば、ACアダプタを外した時点で勝手にWin標準のバッテリメーターが出るので、不要と判断)。その他のSony Notebook Setup等の設定を終えたら、PowerPanel以外は全てスタートアップから外してしまうことにする。これで、起動直後や大量のデータ操作時に体感的に早く感じるようになる。さらにここからMS-Office2kやMS-VStudio6をインストール。所要時間はそれぞれ15分くらいは短くなった。
ジョグダイヤルとモーションアイは使えないが、Win基本のホットキー機能等で充分代用できるし、もとともSmart CaptureはUpgradeしないと使えないので、個人的にはまったく問題ない。デジカメは動画も扱えるものを個別に持っているし、トラックポイントがあるのにわざわざジョグダイヤルでランチャーを使用するメリットは感じられない。
これでセットアップは終了。
その後1ヶ月間、休日に買い物で外出した際に持参しあちこちで使用したが、バッテリーの持ちは格段に良くなった。少なくとも体感できるレベルではある。四六時中待機しているジョグダイヤルユーティリティやモーションアイドライバがなくなって、メモリとスワップも節約できたし、意外とCPUパワーを消費するBattery Scopeを停めたのでCPU動作頻度も小さくなった。今までと比較するとあまりに快適で、今まで苦労して使っていたのが馬鹿みたいだと感じた。大成功である。
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顛末 |
とりあえずWindows2000をインストールするところから始めて、各アプリが使えるようにはなった。使い込みが足りないが、まずはここでまとめる。
コスト面ではかなり厳しい。ノートPCなら程度の差こそあれどれもそうではあると思うが、専用のCDドライブが強く望まれている現状から、中古のもののほうが高くつく。C1Xシリーズの場合はメモリ・ACアダプタ等ほぼ全てが専用となってしまう為、中古の本体を買ってもそれ以上のコストを周辺機器に投入せざるを得ない。
というのも、現在のハードよりも大幅に劣るスペックで、現在の鈍重なソフトウェアを使うのだから、当然周辺機器はフル実装となり、またその周辺機器もプレミア値がついていることも少なくない。
パフォーマンス的にも厳しい。SONYアプリを使わないという手もあるが、モーションアイやジョグダイヤル等、独自ハードに直結しているアプリがほとんどであるため、予想以上にリソースを消費する。可能な限りハード連携アプリは使わないのが望ましいだろう。
ネガティブ面が表に立ったが、以上のデメリットを受け入れてもこのサイズとインターフェースが好きなのであれば、あえて選択肢から外してしまうこともないだろう。トラックポイントとコンパクトさのメリットは大きい。
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