自宅サーバ構築 | ||
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1st written at Jul,7,2005
Last update at Apr,26,2006 動機サーバの必要性自宅の内外かかわらず、ちょっと思い立ったこととかある程度のドキュメントを作らないと作業が落ち着かないような場合、いちいちHTMLでマークアップしたりプレーンテキストで一生懸命書いたりする非効率さに疲れてきたので、wikiクローンを使ってこれらテキスト作成の手間を軽減しようというのが狙い。それにサークル内で文書を共用できるというのも魅力的。wikiクローン選定wikiクローンは様々あるが、普段使っていて記述がしやすいということ、親切なマニュアルがWikipedia内にあるということから、Mediawikiに決定。多くの場合仕事場で使っていたのはpukiwikiだが、このpukiwikiのマークアップはあまり強力でないし使いづらいので却下。OS選定必要なものがそろっていること、日本語の文書量が多いこと、UTF-8が使えること、自身の使用実績があることからFedora Coreに決定。他に候補としてはVine Linuxもあったが、癖が強いというのと、デスクトップ環境を使わないというのでこちらに決定した。保守用と緊急時のツールとして、といっても何に使うわけでもないがWindows2000もインストールしておくことにする。必要なものサーバ用ハードウェア用途も考えればたいしたことがないものでも良いのだろうが、おおよそ24時間動作させっぱなしなので、HDDと空調だけは新品を用意する。また、空調は大径低回転のものを用意しないと、夜も眠れなくなる。電源装置は静音のものを用意する。グローバルIPアドレスを伴ったインターネット接続ADSL/VDSL共存を参照。OSFTPダウンロードする。wikiクローンアプリFTPダウンロードする。努力と根性そしてtry and error。ハードウェアサーバPCサーバ用PCは、過去普通に使用していたPCから掃きだされた余りパーツで1台組み上げた。これのために新規で買ったパーツは一切ない、安上がりなものである。電源は静かなファンレス電源が余っていたのでこれを使う。スペックは以下の通りだが、ここには構築上あんまり関係のない、排気ファンやキーボード・マウスなどは書いていない。
ネットワーク設定(Router編)インターネット接続インターネット接続はdionのADSL1.5Mを契約した。経緯はADSL/VDSL共存にて紹介している。ADSL契約後、工事完了を待って接続確認を行い、サーバがまだできていないのでノートPCを接続して動的ではあるがグローバルアドレスが付与されることや、DNSの確認、HTTPやFTPなど最低限の接続がうまくいくことを確認した。Routerdionから貸与された、RJ11が1個、RJ45が1個だけ装備されているRouterをそのまま使った。物理的なネットワークは従来の室内LANと同じラインを使うので、Hub内蔵のものをわざわざ買い求めたりはしない。ネットワーク接続図ネットワークの概念的な接続は右の通り(ただし、物理的な部屋内アイテムの配置により、詳細は異なる)。ADSL-Routerが提供する仮想DMZ機能により、2つのネットワークを共存させている。DMZ仮想DMZ機能により、対象のサーバが外部からアクセスできるようにしなければならない。ADSL-RouterのLAN側ポートは、VDSL-RouterのDHCPにより自動付与するため、室内LANと同じセグメントに配置されることになる。これは多少セキュリティに不安が出ることは出るが、仮想DMZ内のサーバから室内LANへはRoutingしないことで問題はなくなる。セキュリティDMZへのアクセスは基本的に通すが、使用できるポートには当然制限をかける。無条件に通すのはHTTPのみで、それ以外はアクセス先を限定してsFTPやSSHを通すくらい。サーバ構築(1)OS(Win)まず、16GBのパーティションを作成して、Windows2000を入れておく。接続テストとか、ドキュメントの閲覧とか、緊急時の雑用とか、何かと便利。こちら側で起動する際は、セキュリティ対策も何にもしていないので、ネットワークはファイアウォールの内側にある室内LANを使い、アドレスもDHCP任せ。最低限ServicePackやらセキュリティパッチを当てて、終了。WINNYでも入れてみようかと思ったが、そんな暇はないので放置。OS引き続きOSのインストールを行う。FedoraCore4を使用する。特に何も考えずにFedora JPから適当に辿り、最新のものをダウンロード。i386だけでCDイメージが4枚あるが、時間がかかってしょうがない。これをダウンしたらCD-Rに焼いて、インストールする。もちろん、ディスクチェックはやっておくこと。本当はDVDを使って1枚で済ませたかったのだが、困ったことにCUSL2ではDVDブートができず、DVD-Rメディアを1枚損しただけだった。ネットワーク設定通常室内のLANには192.168.1.255のネットワークを使用しているが、仮想DMZとして192.168.129.255のネットワークを使用する。そのために、ADSL-Routerの設定を以下のように変更する。
iptables外部からこれでもかこれでもかといろんなAttackが予想されるので、通すパケットは当然制限してしかるべき。基本的にはINの80のみ、あとはいつも通りの設定。FTPやSSH、それにいろいろと今のうちに設定しておきたいところだが、最初に大穴を空けてしまうと問題が発生したときに問題点を見つけ辛くなるので、あとまわし。apacheFedoraCore4のインストール時に設定しておいて、後はxinetdを起動するように設定するだけ。最初はHTTPサーバが立ち上がることだけを確認していきたいので、これといって特段難しいことはしていない。その後行った設定は以下の通り。
MySQL起動の確認をしたのみ。バージョンはFedoracore4をインストールしたまま。PHP確認すらしてない・・・・。バージョンはFedoracore4をインストールしたまま。その他
サーバ構築(1)確認ここで、外部からHTTPサーバに繋がるかどうか確認しておかなくてはならない。ADSL-Routerの設定を確認して、RouterのグローバルIPアドレスをメモしておく。次にVDSLを使ってinternet接続しているPCから、IPアドレス直入力でAPACHE(というかFedoraCore4の)初期設定通りにHTMLが表示されればOK。ついでにVAIOノートからPHSでダイヤルアップして同様確認。PHSデータカードない人は携帯電話のブラウザでもいいだろうけど。サーバ構築(2)MediaWikiまずはWikipediaから辿ってMediawikiを手に入れるところから始める。前準備(SQLサーバ)まずはMySQLの設定。
MediaWiki導入ようやく、MediaWiki導入。初期設定における説明で省略されている項目は、全てデフォルト値を使用した。
構築後にとりあえずすること
ログMediaWikiを導入した際のログを一部残しておく。どうもDBの設定やユーザの作成に困っている人が多いようだ。
課題バックアップファイル単位? ディスク丸ごと? Mediawikiの機能を使う? |